四角いG-SHOCKがどの時計よりも好きです。
この記事ではG-SHOCKの5600系統と5610系統の違いについて分かりやすく解説します。
結論:5600系と5610系ではベゼルのサイズ・操作ボタンの位置が違います。ベルトは共通です。
普及している代表的な機種名で分類した表はこちら。
5600系ベゼル | 5610系ベゼル | その他専用ベゼル |
DW-5600UE GW-B5600 GWX-5600 (各”U”無しも含む) | GW-M5610U GW-M5600 GW-S5600U G-5600UE (各”U”無しも含む) | DW-5000C DW-5600C GMW-B5000 |
- 四角いG-SHOCKのベゼルは一見すると全部同じに見えるが、サイズが違うものがある
- おもなサイズは2種類あり「5600系と5610系」という分け方がよく使われる
- 「タフソーラー+電波時計」の四角いG-SHOCK GW-M5610という機種が有名で売れているおり通称「5610系統のベゼル」の代表
- 「5600系と5610系」という呼び方が分かりやすいため定着
- ただしCASIOにそのつもりはなく「少し変わったバリエーション」に5610という型番を付けることが多く、今回取り上げる「5610系」とはちょっとズレが出てきている
このページは「『5600』と『5610』の違い」(ベゼルの違い)についてのページです。
よく似ている「『5000』と『5600』の違い」(デザインの違い)については、こちらのページをご覧ください。
This page is in Japanese. Click here for English version.
四角いG-SHOCKのベゼルの種類
四角いG-SHOCKのベゼルの大まかな分け方に、5600系と5610系という分け方あります。インターネットで検索すると、この分け方がよく使われています。
これは、ベゼルの違いになります。
ベゼルの場合は「5600系と5610系」
という分け方で、
デザインでは「5000系と5600系」
という分け方があります。
関連記事 四角いG-SHOCK入門 [5000系と5600系の違い]
意味が分からなくなってきましたね。でも大丈夫。この記事を読み終わる頃にはあなたも両者の違いがよく分かるようになるでしょう。
私が所有している5600系の代表的な機種DW-5600E(左)と、5610系の代表的な機種GW-M5610(右)です。

一見して同じような気もしますね。それでは両者の違いを見ていきましょう。
5600系とは、DW-5600Eと互換性のあるベゼルの機種
現代における5600系とは、もともとは初代G-SHOCK DW-5000Cに近いベゼルサイズです。
ですので、正しくは、
「元を辿れば5600ではなく5000という型番だった」
となるのですが、DW-5600Eになりベゼルに段差が付き、これが今の四角いG-SHOCKの標準となっています。


なお、2024年現在はバックライトがLEDにリニューアルされたDW-5600UEが後継機種となっています。

G-SHOCKの普及版の完成形となり、このベゼルのサイズは「5600系」と言われるようになりました。
レビュー記事はこちら G-SHOCK DW-5600E [四角いG-SHOCK まず基本はコレ!][スピードモデル]
リニューアル機種はこちら [G-SHOCKの完成形がアップデート]G-SHOCK DW-5600UE[27年ぶり]
5610系とは、GW-M5610Uと互換性のあるベゼルの機種
対して5610系とは、現行機種ではGW-M5610Uが代表的な機種となります。この機種は2021年にアップデートされて現在の機種名になりました。
最初に「電波時計(マルチバンド5 世界5か所で受信可能)+タフソーラー」のG-SHOCKとして発売された時は「GW-M5600」という機種名でした。
電波時計のマルチバンド5がマルチバンド6になったというプチリニューアルの際に、少しの変更という意味で「GW-M5610」という機種名になりました。5610系の始まりです。
ですので、こちらも元を辿れば、「5610系じゃなくて5600系という名称なのでは?」となりますが、「5610という名称の期間が長い」こととベゼルが違うことを分かりやすく表現できることから、こちらのベゼルは「5610系」と言われるようになりました。
元々(マルチバンド5)の名称:GW-M5600(2008年発売)
↓
マルチバンド6変更時の名称:GW-M5610(2012年発売)
↓
細部アップデート時の名称:GW-M5610U(2021年発売)
このあたりの経緯はこちら
G-SHOCK GW-M5610U[初代カラーに電波ソーラーを追加 アップデートを繰り返す特別なG-SHOCK]
GW-M5610Uのベゼルは一見したところ先ほど紹介したDW-5600Eと同じに見えますが、次のような違いがあります。
特徴は、
- 今までの四角いG-SHOCKに比べて少し小さくスタイリッシュ
- ボタンが押しやすい
- 今までのベゼルと互換性はない
となっています。
これが「5610系統」の特徴となります。
想像でしかありませんが、カシオもこのような使われ方をされることは想定せずに、割と軽い気持ちで「5610」にしたのだと思います。
実際、5600系のベゼルだけれど「ちょっと他とは違う特別な機種!」の時に5610に型番がなっていることがよくあります。
この場合の5610の意味はこのページ内の「5610のベゼル」とは意味が異なります。ややこしい。
5610系のベゼルという呼び方は、「G-SHOCKファンの間だけ」「通称・インターネット上」で言われているだけで、カシオ公式ではないのです。
5600系と5610系の比較
私の所有しているDW-5600Eの写真がこちら。

両者のサイズの違いは、カシオのG-SHOCK公式サイトを見るとよく分かります。
DW-5600Eのケースサイズは、(縦×横×厚さ)48.9 × 42.8 × 13.4 mm
GW-M5610Uのケースサイズは、(縦×横×厚さ)46.7 × 43.2 × 12.7 mm
明らかに全てのサイズが違いますね。もう一度両者を見てみましょう。

よく見ると分かることは、
- 上と下のボタンが5600系より5610系の方が離れている
- ベゼルの上下高さが5610系の方が少し小さい
- 厚みも5610系の方が少し薄い
となります。
下の写真のAとBの距離が違うの分かるでしょうか。Bの方が離れていますよね。

個人的には5610系の方が、
- ボタンが押しやすい
- 厚みが薄いので手に馴染みやすい
と感じます。
両者に互換性は無く、ベゼルを外しても取り付けることができませんし、ボタン穴が合わず押すこともできません。
ベゼルとボタン幅は違いますが、ベルトは両者共通です。

裏蓋も違います。
5610の方が角ばっており、個人的には汗が付きにくいと感じます。
(裏蓋の形は機種によって違うことが多いです。必ず確認を。)

今、「最初の一本として普通なのが欲しいなあ」とか「とりあえず実用的な電波ソーラー付きの四角いG-SHOCKが欲しいなあ」という方は、GW-M5610Uを購入すれば幸せになれると思います。


5600系と5610系のベゼル互換表
ここまでのまとめです。よく知られている機種名で分類すると下記の表のようになります。
5600系 | 5610系 | その他専用ベゼル |
DW-5600UE GW-B5600 GWX-5600 (各”U”無しも含む) | GW-M5610U GW-M5600 GW-S5600U G-5600UE (”U”無しも含む) | DW-5000C DW-5600C GMW-B5000 |
毎月のように発売される限定モデル・コラボモデルがどちらに該当するかは、DW-56000EとGW-M5610のどちらを元にしているかを見れば分かるでしょう。(コラボモデルは値段の関係からかDW-5600Eを元にしている機種が多い傾向です。)
カシオは5610を別の意味で使う(ややこしい)
ここまで5610系のベゼルについて書いてきましたが、実はCASIOは5610にこのような意味を持たせていません。
ただ単に「少しバリエーションの異なる機種」にカジュアルに5610の型番を付けます。
たとえば、自分で好きなカラーリングを選択できるMy G-SHOCK(公式サイト)の型番は「DWE-5610」で、今度新発売される限定機種はDW-5610SC-2JFという型番ですが、これらは「型番は5610ですが、ベゼルは5600系統のサイズ」です。ややこしい(笑)
分かりにくくなってきました。でも大丈夫です。見分け方はあります。
限定版などの特殊な型番であっても、カシオのG-SHOCK公式サイトでサイズを見ることで違いが分かります。
5600系(DW-5600E)のケースサイズは、(縦×横×厚さ)48.9 × 42.8 × 13.4 mm
5610系(GW-M5610U)のケースサイズは、(縦×横×厚さ)46.7 × 43.2 × 12.7 mm
となっています。この数値で見分けることもできるでしょう。
なぜか「横幅」は微妙に異なる機種が多いので、「縦幅と厚さ」が合っているかを見るといいです。
先ほどのDW-5610SCであれば、縦×横×厚さは48.9 × 43.8 × 13.5mmなので「ベゼルは5600系」と分かります。
入れ替えられない機種(専用ベゼル)もある
なお、上記の表にも記載してますが例外機種があります。ここでは2つ紹介します。
初代G-SHOCKとフルメタルG-SHOCKです。
これらを分類する場合には5600系と5610系と言うよりも、「5600+5000系と5610系」という分け方になります。
- 元祖G-SHOCK DW-5000Cは5600系のサイズに近いですが、少しサイズが異なり互換性はありません。

定期的にカシオがリストアサービスを実施してくれています。
5600系か5610系かの分け方で言えば5600に近いサイズなので「5600系」と言えます。
(デザイン上の分類である“5000系か5600系か”の分け方で言えば「5000系のデザイン」です。)
最近追加されたフルメタルG-SHOCKことGMW-B5000は「ボタンが大型化、フルメタル化のためネジ穴変更」でサイズが違うのでベゼルはDW-5600EやGW-M5610と互換性はありません。
(フルメタルのベゼルをわざわざウレタンのものに取り替えることは無いとは思いますが。)


こちらは、ベゼルの大きさとしては5600系か5610系かの分け方で「5600系」と言えます。
フルメタルG-SHOCKはボタンの大きさも少し大きく押しやすくなっておりベゼルも専用なので入れ替えて楽しむことはできないと考えておきましょう。
カンのいい方は気づいたかもしれませんが、「5610系は5610のみ」なので、5600系は5000と5600をどちらも含みます。
「5600+5000系と5610系」という分け方のほうが正しい表現かもしれません。
ベゼルは5600/5610という分け方だが、デザインは5000/5600という分け方がある
※すごくややこしい話ですが、四角いG-SHOCKの分け方としては今回紹介した「5600系か5610系か」ではなく「5000系か5600系か」の分け方もあります。
上記DW-5000CとGMW-B5000Dについては、
- 「5600系か5610系か」の分け方だとベゼルのサイズから「5600系」になるのですが、
- 「5000系か5600系か」という分け方で言えば、日本製である・文字盤デザイン・ベゼルの段差が無いことから「5000系」になるのです。
ベゼルは、5600系(=5600系+5000系)と5610系という分け方になり、
デザインは、5000系(=5000系+5610系)と5600系という分け方になることが多いです。
「わけが分からないよ!」となりそうですが、ご安心を。
こちらの記事では「5000系と5600系の見分け方」について詳しく書いています。
[5000系と5600系の違い]いまさら聞けない四角いG-SHOCKの基本[型番・デザイン]
「5000と5600の違い」という分け方と、「5600と5610の違い」という分け方は、まったく別のものとして考えてください。
代表的な機種 | 購入リンク | 5000or5600 という分け方 | 5600(5000)or5610 という分け方 |
初代G-SHOCK DW-5000C ![]() | ※発売1983年 新品での入手は困難 | 5000系統 CASIOロゴが左上 SHOCK RESISTロゴが左上 赤枠が内側 レンガ様模様 | 発売時に5600/5610は存在しないので 分類というのもおかしいけれど 無理やり分類するなら 5600(5000)系統 ベゼルサイズが初代サイズ |
電池式の完成形 DW-5600UE ![]() |
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楽天 Yahoo | 5600系統 CASIOロゴが中央上 SHOCK RESISTロゴが中央下 白枠が外側 | 5600(5000)系統 ベゼルサイズが初代サイズ |
電波ソーラー完成形 GW-M5610U ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 5000系統 CASIOロゴが左上 SHOCK RESISTロゴが左上 赤枠が内側 | 5610系統 5610系のベゼルサイズ ※そもそもこの機種のベゼルが 5610系の元祖 |
フルメタル GMW-B5000D ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 5000系統 CASIOロゴが左上 SHOCK RESISTロゴが左上 白枠が内側 レンガ様模様 | 5600(5000)系統 ベゼルサイズが初代サイズ |
※今さらですが、5000系や5600系や5610系に、CASIOが公式発表したはっきりとした定義があるわけではありません。当ブログ筆者の経験から得た1つの考えです。
まとめ
違いがわかったでしょうか。
まとめると、
- 文字盤デザインは5000系/5600系という分け方
- ベゼルについては5600系/5610系と分けることができる
- 両方は並べると全く大きさが異なる 入れ替えて使うことはできない
- バンドは共通のものが使われている
となります。
これで四角いG-SHOCKのベゼルを見分けることができるようになったと思います。
腕時計で一番目立つ部分ですので、入れ替えるとまたイメージが結構変わります。
自分が好きなG-SHOCKの組み合わせを探すのも楽しみの1つです。
それでは、良き四角いG-SHOCKライフを!

